国家試験(総論的事項)

いつものまえがき

はい,お久しぶりです,国家試験落ちたらシャレにならんと言い訳してここ最近はブログのネタになるような活動もなく,またそれを書く時間あるならAnkiでもしばかないといけないという強迫観念で行動しておりました.

3/16の結果発表までふたを開けないとわかりませんが,採点サービスの予想ではおそらくいいお知らせが聞けるのではないかなと思い,ひとまず,国家試験から気持ちを切り替えるべく,ブログを書いていこうと思います

 

A-Fブロックで解きながらこれはと思ったのを紹介することも考えましたが,

400問見返す元気と時間考えて,国家試験前日から当日で注意すべき事項と

受けながら気が付いたことをいろいろ書いていこうと思います

 

国家試験前日

私は家から会場が片道2時間かかりそうだったので流石にホテルで前泊することにしました.

国家試験受験の会場が公表されて数時間で周辺の良心的値段の宿が根こそぎ持っていかれることが多いので注意してください(笑)

宿泊するか悩む方もキャンセル料が発生しないネット予約などをとりあえずしてみてもよいかもです.

 

で,ホテルで何をするか,それはもう当日朝までに寝坊せずに何時間眠れるかですね

私は,21時に寝て,夜の12時に目が覚めてしまい風呂に入り直すなどして何とか落ち着けて2時から6時まで寝ることができました.

お酒飲んで寝たので眠りが浅かったのが敗因でしたね

柴胡加竜骨牡蛎湯を飲んで入浴剤につかると眠りやすいので個人的におすすめです

 

国家試験は受ける前提で,進んでいますし,もし落ちたら1年間ニート生活を要求されるたえ,恐らく試験前日に寝付けない人はかなりいると思います.

パフォーマンスが落ちて明日受かるかさらに不安になるとこともあると思います.

当日編でも書きますが試験時間無駄に長いので,実は国家試験はある程度解くスピードが速い人なら見直しの時間を考慮しても,試験時間の間だけで3時間は寝れます

 

1日目でこの衝撃の事実に気が付くと,1日目終わった後は,寝れなくても3時間は試験中寝れると思えば気が楽で22時に寝て,6時に起床という実に望ましい快眠をえれました(笑)2日目の試験時間中も2時間くらいは寝ましたけど(笑)

 

試験当日(持ち物や準備)

鉛筆と消しゴムと受験票,糖分補給があれば基本的に問題はないですが

まずは服装についてですが

試験会場で試験中に靴を脱ぐな,着ている服を脱いではいけない,寒くなっても上着を着れないという厳しい制約があるで,パーカーやウインドブレーカーなど着脱が楽にできて,寒さ調整しやすい服装がいいですね

あと上で述べましたが,試験中に快眠するべく,前腕部がモフモフして枕としてちょうどよさげな服があると試験中の睡眠効率が上がるので,来年もCBT化しなければ是非探してみてください(笑)

 

次に筆記用具ですが

マジで鉛筆(HB)じゃないとダメみたいな感じでした,鉛筆を削るのも原則はだめみたいだったので,本数を用意して受験すると良いと思います

一般臨床は1.5本,必修は1本あれば足りるので,1日4本あれば大丈夫そうでした.ここは模試を解くときに確認しておけばよかったなと

 

栄養補給ですが

試験前の説明時間と試験後回収までの時間が予想以上に長くて,食事の時間はStep1に比べればはるかに余裕ありますが,思ったほど余裕がありませんでした.

ウィダーインゼリーのように短時間でエネルギー補給できるものが良かったなと思うのと,和菓子やバナナのように急激に血糖を上げない糖分の方が食後のインスリンが急激に出ないので集中しやすいのかもしれません

国家試験の過去問に食物繊維を摂取すると糖の吸収を緩やかにしてくれて糖尿病になりにくいという問題ありましたが,私は個人的に好きな理由だけでこんにゃくゼリーを食べていましたが,実は血糖を緩やかに上げる手助けをしてくれていたかもしれません(笑)

あと,試験時間中,AとDは試験時間2時間45分+説明と回収30分 CとFは試験時間2時間30分+説明と回収30分 は飲食が一切認められません

トイレは説明が終わり試験時間始まれば,各部屋の人が同時に複数人トイレはだめですが,トイレいけるので,休憩時間にカフェインの利尿作用とかトイレ近くなるのを恐れて水分や栄養摂取控える方が,きついのでは?と思いました.

 

試験当日(問題を解くルーチン)

ここが本題のつもりですが ,思っていたことが多すぎて長くなってしまいました.

基本的に,私はゴロや,単純暗記が苦手なので,

主訴ごとに鑑別疾患や問診項目をMemonicすることはあまりしていません

どうしても覚えられない解剖や生体の仕組みでそうなっていることや公衆衛生に関してはお世話になりましたし全然ありだと思います

 

OSCE特にPost CC OSCEですら37項目の主訴ごとにばらばらの対応を個別に覚えるのは厳しいと思いましたし,全部の主訴に共通して使えるような思考形態をくみ上げて実戦で会うように個々人がカスタマイズする感覚でしょうか…

 

そういう意味で,初学者や,勉強したての頃はOPQRSTだけじゃ甘いみたいなことを思ってイきっていた時代を思い出します(笑)

昔図書館で読んだ民谷先生の国家試験のトリセツやその他の参考書の知識が混ざっているかもしれませんが…
USMLEの受験などする中で現段階の自分が,試験に対して自分にとって現段階で最適と感じるようにセットアップしました

絶賛放送中の某アニメではないですが,型はいろんな流派が混ざり合い派生して受け継がれていきますね

あくまで臨床問題向けです,一般問題もこまごましたテクニックはあるかもですが,正直知っているか知らないかだけなのことが多いので…
ただ,この方法使うと,禁忌問題はほとんどが臨床問題で対応を聞くものなので役に立つかも?

それでは行きましょうセレンの解法

セレンの解法Ⅰの型(問題文と選択肢の確認)

当たり前ですが,あくまで試験なので問題文で問われることに対して,正しい選択肢を選ぶ試験なので,どれだけ臨床問題の疾患の正体が予想付いても,最新の知見を持っていてもここを踏み違えると,間違えます.

一番大事なのは設問と選択肢ということで,嘗め回すように設問を読んでください

 

そして特に設問では,次の項目気をつけましょう

「まず」「この時点で」「直ちに」「次に」「確定診断に」など条件している単語と

「正しいもの」「誤っているもの」と聞かれていること

「2つ選べ」か「3つ選べ」か何個解答するべきか

 

特に修飾語が一番大事だと感じました.特に必修問題では,これが根拠で正答を選ぶ問題が本当に多いです.

Step2CKという二度と受けたくない試験でも感じましたが,診断が分かっても対応を患者の場面や状況と把握して,問われた内容に対する最適解を選ぶの試験です.

Medu4のフォーラムなどで見かける,〇〇も正解になりうると思うのですがという自分の間違いを正当化するための投稿暇あったら正解と間違いの違いとその根拠を追求する質問や勉強するべきと思います

 

正しいもの,誤っているものや正解個数を確認するのは医学部の入試を潜り抜けた皆さんは少しを気をつければできるはずです

 

セレンの解法Ⅱの型(問題文最後の2-3行と主訴で診断)

 

これは確か国家試験のトリセツの内容だった気がしますが

問題の性質上,主訴の感度は100%で後半にする診断的な検査の特異度はほぼ100%です

というところと私自身の経験から

ある程度臨床推論していれば,問題文後半の目立つ異常所見をさらってから主訴を見るとほぼほぼ診断に関してはあたり付きます (界隈でいうSystem1ですね)

主訴に関しては,対応は主訴や患者さんの来院目的に対して介入を行う問題が多いので,ここを見落とすと設問と選択肢についで失点のリスクになります,主訴や来院目的ははっきりさせましょう(ここ押さえないで診療することもまずありえません)

例えば,呼吸困難が主訴なら酸素投与やNPPVが正解になりやすい(もちろんSpO2や適応考えて選びますが,その該当部分だけ見に行きます)し,疼痛が主訴なら,鎮痛的な処置が正解になる事前確率?が上がると思っていますし,必修問題こそ主訴に対して介入選んでおくと無難だったりします

 

セレンの解法Ⅲの型(Positive selection)

診断をつけるなり,病態についておおよそを掴んだら

まずは,選ぶ選択肢を決めに行きます.(大体次に何をするか?検査や治療が多い)

胸腺じゃないけどPositive selectionです(笑)

診断に対して自分の脳内から正答らしい選択肢を決めて,その介入をしてはいけない状況(妊娠やアレルギー,腎機能,既往歴)などを確認しつつ,正解選択肢を選びに行きます

 

セレンの解法Ⅳの型(Negative selecton)

選ぶ予定の選択の目途を立てたら,選ばない予定の選択肢の評価ですね

国家試験は一応いちゃもんに対して耐えうるように,不正解な選択肢には明らかに不正解な理由が用意されていることが多いです.

例えば小児だからダメ,妊婦だからダメとか…

ここで一応批判的な吟味を済ませて確認すると失点減ると思いますし,国家試験はあくまで選択肢ゲーなので,選択肢の並びやその中で空気読んで選ぶことが重要なので,

irAEとかでて難しいと話題でしたが,irAEを知らなくても選択肢の空気読んで,副腎不全起こっていない?ステロイド投与は良さそうでほかの選択肢を行う理由が分からないなどで選べればよいのです.

予備校などの解説も時には逆に試験を難しくしている場合を感じます.国家試験は未知でも吟味すれば解ける場合のが多いですしそれで解けない問題は正答率70%超えないと思います

 

ここまでを行ってからマークシートにマークしていました

 

つぎは見直しで使う型ですね

セレンの解法Vの型(SettingとPatient history

正直,国家試験は休憩させてもらえなくて疲れるので,必修以外はあまり問題文を隅から隅まで読まないで解いてました.

なので,Ⅳの型までで,時短しつつ,ある程度の安全性を担保して1時間で75問解きます.

そして,トイレに行き,一休みして,マークのシートのズレと受験番号を確認してから

30分くらいお昼寝して集中力が戻ってから見直し作業と問題文の読み直しをします

 

これは総合診療系の先生が強い部分で,あの先生ならこういう対応をするだろうなていう思考で問題を見返します

特に緩和ケアや高齢者医療など,CureよりCareを重んじる問題で威力を発揮します.

 

Settingですが,癌治療などでは,診断されたてで,完治が見込める若年者と進行して,緩和ケアを受けるだけの終末期の高齢者では,同じ疾患でも考え方はガラッと変わります.

診断で正解を選ぶのではなく患者で正解を選ぶタイプの問題が一定数あります.

 

見直しの時に,この雰囲気のある問題文を総合診療の先生を憑依させて,読み直すと在宅を希望する患者さん像や介護や多職種連携が思い浮かびます(笑)

このイメージで選びに行くとかなり安定しますし,

一応臨床問題は全部読み返す時に,患者さんの希望や要望を抑えると挙児希望に子宮全摘など選ぶようなタイプの禁忌を避けられると思います.

 

セレンの解法Ⅵの型(見直しのダブルチェック)

これは友人から聞いて実践したのですが

まず問題冊子で,解答マーク数だけを全問題確認します

そしてマークの個数をマークシートでたがえていないかを確認して

問題冊子のチェックとマークの取り違えがないか二重で確認するとさらに安定します

そのついで受験番号と受験地をまたチェックしていました(もはや強迫性障害(笑))

 

 

このⅠからⅥの型が汎用性が高い,抽象的ではあるけれどどんな新問が来ても生きる

そして実習や研修でもある程度重なる部分なのかなと感じました.

参考になれば幸いです

 

もし反響があったり,要望あって体力あれば国家試験といてて楽しかった問題レビューとかもやってみたいです

ともかくこれで国家試験モードから切り替えて勉強会のスライドや,今月やりたいこと消化したいと思います.ではではまた